「SEOも広告もSNSも、全部やらなきゃいけない気がして焦る」「結局、どのスキルを伸ばせば年収が上がるのか分からない」
Webマーケティングの世界は広すぎます。あれもこれもと手を出して、結局どれも中途半端になる「器用貧乏マーケター」を何人も見てきました。運営者の竹内です。
10年間で確信したことがあります。「生き残るマーケター」と「消えるマーケター」の違いは、ツールの操作スキルではありません。「利益を生み出す構造(ビジネスモデル)」を作れるかどうかです。
この記事では、未経験からトップティアのマーケター(CMOクラス)に駆け上がるために必要なスキルセットを、実務レベルで体系化して解説します。ただの「スキルの羅列」ではなく、「生存と収益拡大のための中級者向けロードマップ」です。
前提:スキルは「点」ではなく「掛け算」で評価される
まず、思考を変えてください。「SEOのプロ」や「広告運用のプロ」は、市場に溢れかえっています。
市場価値が高いのは、「SEO × データ分析」や「広告運用 × LPO(ランディングページ改善)」といった掛け算ができる人材です。
単一スキルはコモディティ化します。複合スキルで「代わりのいない存在」になること。これが生存戦略の第一歩です。
【Level 1】脱・初心者!実務で”食いっぱぐれない”基礎リテラシー
まずはここからです。これがないとスタートラインに立てません。
1. Web概論と数値管理(Excel/Spreadsheet)
「CPA」「ROAS」「LTV」の計算式を空で言えますか?Webマーケティングは数学です。VLOOKUPやピボットテーブルを使えないマーケターは、包丁を持てない料理人と同じです。
2. ライティング力(セールスライティング)
LP、広告文、メルマガ、SEO記事。全ての根底にあるのは「言葉」です。「綺麗な文章」ではなく、「人を動かす(買わせる)文章」を書く力です。心理学(損失回避、社会的証明など)に基づいたライティングスキルは、一生の武器になります。
3. 基礎的なアクセス解析(GA4 / GTM)
「どこから人が来て、どこで離脱したか」を把握せずに施策を打つのは、目隠しでダーツを投げるようなものです。計測タグの設置から、クロス集計まで、泥臭いデータ周りの設定ができる人は重宝されます。
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【Webマーケ10年選手・竹内の失敗談】
駆け出しの頃、「私はクリエイティブな仕事がしたい!」と言って、数値管理を軽視していました。ある日、クライアントから「なんでCPAが高騰したの?」と聞かれた際、「たぶん、季節要因です…」と感覚で答えて激怒されました。「数字で語れないマーケターは、ただの占い師だ」その言葉を浴びて以来、私はExcelとGA4を死ぬ気で勉強しました。数字(ファクト)はあなたを守る最強の盾になります。
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【Level 2】年収800万の壁を越える「中級者」の必須スキル
ここで「作業者(オペレーター)」から「戦略家」への脱皮を図ります。
1. プロジェクトマネジメント(PM)力
デザイナー、エンジニア、ライター。マーケターは多くの専門職を動かす「指揮者」です。納期管理だけでなく、彼らのモチベーションを高め、最高のパフォーマンスを引き出すコミュニケーション能力が問われます。
2. LPO・CRO(コンバージョン改善)
集客数を2倍にするのは大変ですが、CVR(成約率)を1%から2%に改善すれば、売上は2倍になります。ヒートマップツール(Microsoft Clarityなど)を使い倒し、ユーザーのつまづきポイントを解消する泥臭い改善力が、直接的な利益を生みます。
3. フロントエンド基礎(HTML/CSS/JS)
「コードは書けなくてもいい」は嘘です。自分でLPのボタン色を変えたり、タグの設置ミスに気付けるだけで、エンジニアへの依頼コストと時間を大幅に削減できます。簡単な修正なら自分でやる。このスピード感が成果に直結します。
【Level 3】CMO・独立を目指す「上級者」の抽象化スキル
ここは「マーケティング」の枠を超え、「経営」の領域に入ります。
1. 事業PL(損益計算書)の理解
自分の施策が、会社の最終利益(ボトムライン)にどう貢献しているかを理解する力です。「CPAは合ったが、固定費がかかりすぎて赤字」では意味がありません。経営者と同じ視座でコストとリターンを語れるようになりましょう。
2. 市場選定・ポジショニング戦略
「どの山に登るか」を決める力です。競合がひしめくレッドオーシャンで戦うのか、少しずらしてニッチトップを狙うのか。戦う前の「勝ち筋」を描けるのが、本物のマーケターです。
まとめ:スキルコレクターになるな。利益の創出者になれ
資格をいくら取っても、年収は上がりません。
年収が上がるのは、「あなたがビジネスの課題を解決し、利益をもたらした時」だけです。
今、自分に何が足りないのか。ロードマップを見返し、足りないピースを埋めるための実務経験を自分から取りに行きましょう。
Webマーケターの旅は続きます。焦らず、でも止まらずに積み上げていきましょう。
Next Action
- 実力を棚卸しする: 上記のスキルセット一覧を見て、自分ができること(◎)、知っていること(△)、できないこと(×)を書き出す。
- SQLを触ってみる: データ分析の壁を超えるため、ProgateなどでSQLの基礎を1時間だけやってみる。
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