「今の会社にいても給料は上がらないし、独立して自由に働きたい」
「Webマーケティングのスキルもついてきたし、そろそろフリーランスになれるのでは?」
そんなふうに考えていませんか?
運営者の竹内(@10years_marketer)です。業界歴10年、現在は事業会社のマーケティング責任者をしながらフリーランスとしても活動しています。
結論から言います。未経験や数年の経験で、勢いだけで独立するのは絶対におすすめしません。
厳しいことを言うようですが、準備なしに飛び出すと、高い確率で「低単価案件の奴隷」になり、会社員時代より消耗することになります。
この記事では、私の10年のキャリアと周囲の独立組の成功・失敗事例をもとに、「Webマーケターが独立すべきベストなタイミング」と「失敗しないための具体的な条件」を解説します。
いきなり独立をおすすめしない3つの理由
「PC1台で自由な働き方」というキャッチコピーに踊らされてはいけません。現実はもっと泥臭く、シビアです。
1. 「スキル」と「案件獲得力」は別物だから
Webマーケティングのスキル(広告運用ができる、記事が書ける)があることと、自分の力でクライアントを見つけて契約を結べることは、まったく別のスキルセットです。
会社員時代は「会社の看板」や「営業担当」が案件を取ってきてくれましたが、フリーランスになれば、自分自身が営業マンであり、経理であり、法務担当にならなければなりません。
2. 教育してくれる環境がなくなる
会社にいれば、先輩がミスを指摘してくれたり、最新のノウハウを共有してくれたりします。しかし独立すれば、すべてのインプットは自己責任。
誰からもフィードバックが得られない環境では、スキルの成長速度が鈍化し、「数年前の知識でなんとか食いつなぐマーケター」になってしまうリスクがあります。
3. 社会的信用の喪失
「フリーランス=無職」とみなされる場面はまだまだ多いです。クレジットカードの審査、賃貸契約、ローンの組成。これらがいかに「会社の信用」で成り立っていたかを、辞めた翌日に痛感することになります。
【Webマーケ10年選手・竹内の実体験】
私が独立を考えたのは入社3年目の頃でした。「もう全部ひとりでできるじゃん」と天狗になっていたんですね。ですが、当時の上司に「じゃあ来月から給料なしで、自分で取ってきた案件だけで食ってみろ」と言われ、副業でトライしてみました。結果は惨敗。月5万円稼ぐのがやっとでした。「自分は会社の看板で仕事をさせてもらっていただけだった」と痛感し、そこからさらに3年、泥臭く実務と人脈作りをしたおかげで、今の安定したフリーランス生活があります。あの時勢いで辞めていたらと思うとゾッとします。
独立して「成功する」ための3つの条件
では、いつ独立すればいいのか? 私は以下の3つの条件が揃った時が「GOサイン」だと考えています。
1. 副業での収入が本業を超えた時
これが最も安全で確実な指標です。
副業(土日や平日の夜)だけで本業の月収を超えられるなら、フルタイムを使えばさらに売上を伸ばせます。また、すでにクライアントとの信頼関係ができているため、独立直後の「収入ゼロ」のリスクを回避できます。
2. 「指名」で仕事が来るようになった時
クラウドソーシングで「Webマーケター募集」に応募しているうちはまだ早いです。
「◯◯さんに願いしたい」「竹内さんの知見を貸してほしい」と、あなたの名前で仕事が来る状態を作りましょう。これができていれば、営業活動をしなくても仕事が途切れることはありません。
3. 半年無収入でも暮らせる貯金がある時
精神安定剤として必須です。
フリーランスの入金サイトは遅く、翌月末や翌々月末払いもザラです。「今月の入金がないと家賃が払えない」という精神状態では、足元を見られた安い案件に手を出さざるを得なくなります。余裕こそが、高単価交渉の武器になります。
独立前にやっておくべき「生存戦略」
クライアントワーク以外の収益源を持つ
受託案件(クライアントワーク)は、契約終了のリスクと隣り合わせです。
自分のブログ(アフィリエイト)や、自社商品の販売など、自分の労働時間を切り売りしないストック型の収益源を育てておきましょう。これが月5〜10万あるだけで、精神的な余裕が段違いです。
エージェントには登録だけしておく
いざという時の命綱として、フリーランス専門のエージェントには登録しておきましょう。
自分で営業しなくても案件を紹介してくれるため、案件の空白期間を埋めるのに役立ちます。ただし、エージェント頼りになるとマージン(手数料)が引かれるため、あくまで「保険」として使います。
まとめ:焦る必要はない。「勝てる準備」をしてから独立しよう
Webマーケターとしての独立は、タイミングさえ間違えなければ、収入も時間もコントロールできる最高の働き方になります。
- 勢いだけで辞めない。 まだ会社で学べることはあるはず。
- 副業でリハーサルをする。 自分の市場価値をテストする。
- 指名で仕事を取る。 「あなたにお願いしたい」と言わせる実績を作る。
「今の自分はまだ早いかも」と思ったなら、それは成長のチャンスです。
まずは今の職場で圧倒的な成果を出し、「副業」という形で小さな一歩を踏み出してみましょう。
現場からは以上です。応援しています!
今回のマーケ心得
- 自分の市場価値を知る: 転職サイトやフリーランスエージェントの求人を見て、自分のスキルでいくら稼げるか相場をチェックしてみる。
- 副業を始める: まずは月1万円を会社の給料以外で稼いでみる。
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